マジー--? (クレージーらぶ 4

マジ------!? 変態だろ! (クレージーらぶ 4

どうした?何が?どうした??

今度はね、
帰ろうとしたら家の近くにれんが待ち伏せしてて、ゆうくんがいるから無理って云ったら、みぞおち殴られ息が苦しくなって、通行人の人が助けてくれて・・・・・・もうやだ。こわいー!

またかぁ、サイコパス*だね、自分でもコントロールできない病気なんだよ。で、今はどこ?
* http://karapaia.com/archives/52164745.html

家。誰もいなくて一人で怖い。ごめんね、こんなこと云って、ゆうくんしか居なかったから助けてって云って。

さらに、この数日後、
悪いことは続くって本当だったんだなぁ。
またしても土曜であったが類似事件発生。
ゆりとももが遊んだついでの帰り道か、ももが普段使ってる駅から降りた辺りに、またしても、れん現れる。

サイテー!ナリはするし、中傷メールし放題だし、どんだけみんなに迷惑かけるの!お前とは別れるから!縁切る!着否したからね!

なんだこの野郎!ゆり---―!待てよ!

きゃー!
逃げる二人。

ももは待て!
追いつきざまに。
れんはゆりにグーで力いっぱい殴る、と、ももがとっさに防ごうとゆりの間に立つ、瞬間鉄骨パンチがももの顔に炸裂。バキューン!

痛っ!ウゥゥ!逃げるもも。
もう、ゆうくんしかいないから!関わらないで!
うめきか、声か、絶叫する。

とっさに、ももを階段下に突き落とそうと背中を押すれん。
その通りに転落しそうになるもも、落ち転ぶと覚めたか、れん、桃の腕を掴もうとするが、すでに遅し、階段を転がるように急スピードで転落、急一直線。

大丈夫か、もも?するつもりじゃなかった。殴ったのもももに当るとは思わなかった・・・・・

助けて、ゆうくん。
このメールがこの直後にゆうに着く。
おどろいた、まさかここまでするとは。

ホント!まさかこうなるなんて、怖かったー!

なぁ、サイコパスは、一時は普通の紳士モドキ、隠れた症状は繰り返し出る、ほら、浮気癖と暴力癖は直らない!と警察もテレビもネットも云ってるぞ。なので、この際、ビッシとけじめをつけたらどうだ?身の安全確保第一。また繰り返すって。

こんなにれんくん変わるなんて思わなかった。
このももの思いには少々事情あり。

れん中三の時、同い歳のゆりと知り合い、付き合うことに。
ゆう、今日もおれら、これからデートだ、いいだろう。

おー、良かったな、ナイスじゃん。

おれな、親居ないし、はやく笑顔いっぱいな家庭をゆりとつくりたいんだ。

マジ、それが本気なら作れるって。

ホントにゆう、お前には色々したけど、感謝してるわ。

いやいや、ダチが楽しく行けばこっちだって楽しくなるしな。

この折、
二度ほどこんな事件もあった。
もう、ゆりとは別れる。

なになにどった?

好きなヤツが他に居るってよ。

じゃ、おれから聞いてみようか?念のため。それからでも別れしても遅くないんじゃね。

お、そうだな、頼むわ。

ゆうさん、かっこいい、って云ってたぞ、まぁ、センキューな。

このような事件、仲介、をゆうは二度ほどした経緯あり。

これにも裏事情があって。

れんがゆりんちで、御馳走になり、泊まって寝てるときに、うわ言に、もも・・・・・ムニャムニャ、と漏らしたと後日ゆりからゆうは聞く。
そりゃそうだ!ゆりだって、気になって!悔しくて!そうするだろって。仮に他の男子が居なくても。
これに引っ掛かったれんの顛末だったに過ぎない。

さらに厄介なことが。
このゆりとの付き合いの間にも、れんは事あるごとに、既にゆうの彼女となっていたももの前に現れ、タッチ、キス、キス、タッチしまくりの繰り返し。

さらに、さらに、悪化一途の事情が。
ナリ、偽名を使い、「ももが別れようって云ってたよ」。
他日には、「ももには好きな男子が居て付き合ってのも知らないゆうってやつはアホだな」、他にも類似犯行ありあり、時には差出人ゆり、宛先ゆう。メアドのナンタレにs一文字加えたり、一文字削ったり、の本人ナリスマシのアド経由での手口。

この悪巧みは、もおこれ以上!信じない!永遠サラバ!とゆうはれんとの関係シャットダウンをキメ!

今後とも起きる得るだろう可能性の高さを予感したゆうは、
事の重大性に気付き、全ての経緯を事詳しく、もも・ゆりに教える。彼女たちもやがて、はっきり目が覚めてくようになり、認識も仕出し、同調するようになる。

やーば、階段落下、数日たっても全身の青痣紫色からダーク色へと、同時に痛みが激しくなる一方の脚。

マジー--? (クレージーらぶ 4

マジー--? (クレージーらぶ 4

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-01-01

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted