ふるさとに背中を向けて歩き出す この足音がぼくの心音
ひたすら書いています。
第11回ブックショートアワード10月期優秀作品
第26回NHK全国短歌大会佳作
第15回角川全国短歌大会東京新聞賞
第13回角川全国短歌大会佳作
第11回角川全国短歌大会東京新聞賞
他、本名でもありますが、秘密です。
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あらすじ:珊瑚がまだお腹にいる頃、母は出海浪親によって、父(喜林義郎)から引き離されてしまいました。物心ついたころから出海を父として育った珊瑚でしたが、喜林との対立が深まるにつれ、その心も揺れていくのです。
あらすじ:出海と喜林の対立は、戦だけでなく大きな山火事をも引き起こしました。自分の芸術が権力者のプロパガンダに利用されただけだと悟った花村清道に、新たな芸術観が兆します。 少し異色のエピソードですが、書き手としては非常に重要な回だと思っています。今回の主人公、花村清道は(25)や(46)に登場しますので、読み返して見ると彼がこういった心境に至る道筋がうかがえるかもしれません。
あらすじ:出海浪親に対抗すべく、別の帝を擁立し、征夷大将軍となった喜林義郎。正巻地方最大のお祭り、奥噛祭りは例年通り開催されましたが・・・。 奥噛祭りについては、(3)や(7)でも言及されているので、振り返ってみても面白いかもしれません。
夫はとにかく縁起物が好きだ。出かけると、いつもお守りや破魔矢を持ち帰って来る。そしてある日、とうとう本物の神様を連れて帰って来た・・・。第11回ブックショートアワード10月期優秀作品
あらすじ:異なる時間軸の日本。荒和二年十二月三日、珊瑚をみごもっていた穂乃は、出海浪親によって夫(喜林義郎)から引き離され、その妻となります。後に二人の男はそれぞれ一国の主となり、同盟の証として妻を人質として交換、その時、喜林はずっと探していた妻が出海の妻となり、その心まで奪われていることを知ります。 一方浪親は喜林と同じ赤い目をした珊瑚に心許せず、その距離は実子である白浜の誕生によってさらに開いていくのでした。浪親は珊瑚を喜林の養子に出しますが、喜林との対立が表面化するに及んで、自国に呼び戻します。 珊瑚と浪親の間にある溝を埋め、喜林との戦を避けるため、穂乃は浪親との話し合いに臨みます。
あらすじ:山賊、出海浪親は猟師の蟻螂から、妻の穂乃を奪い去りました。その時、お腹には蟻螂との子がいました。 やがて、浪親は八津代国の主となり、穂乃に求婚しました。子の珊瑚も、そのまま自分の子として育てます。 一方蟻螂は古実鳴国の主となり、名を喜林義郎と改めます。義郎は穂乃と珊瑚を奪い返そうとしますが、穂乃の心はすでに浪親のものに。 しかし、運命は珊瑚を喜林の養子にしてしまうのです・・・。
あらすじ:穂乃をめぐって深い因縁のある出海浪親と喜林義郎。現在、浪親は将軍となり、義郎は大名として将軍に従っていますが、二人は互いに深く憎しみ合っています。そんな二人に、知らせがもたらされます。浪親には、義郎が謀反を起こしたというもの。義郎には、浪親の執事である川照見盛継が謀反を起こしたというもの。 義郎は出陣し、川照見盛継を討伐します。