川崎ゆきお

現代妖怪

「どうですか最近、妖怪は」 妖怪博士付きの編集者が様子伺いに来ている。

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腰巾着

「ウエストバッグが欲しいんだが、君はどう思う」

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窓辺の人影

窓辺からずっと見ている。三階の窓だろうか。三階部は三角屋根だ。屋根裏部屋だろう。

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村はずれの町

二つの町を区切っている幹線道路沿いにある喫茶店での会話だ。

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消えた散歩人

その日も木下は散歩に出た。ところが、いつもとは様子が違う。

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消えた箸

箸を持ちながら箸を探す。メガネを持ちながらメガネを探す。自転車に乗りながら駐輪場の自分の自転車を探す。

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辻占い

「妙な占いをされると聞いて、やって来たのですが」

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一寸先は闇

あることはふと起こり、そしてふっと消える。予測なしに起こり、予測なしに終わる。

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旅行

毎日似たような暮らしぶりをしていると、たまに目先を変えたくなる。一番効果的なのは旅行だろう。

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酷暑

「あれは今年の夏だったかなあ。いつもより暑かったねえ。そのとき見たんだが、あれは何だったのだろう」

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