木下は引き籠もっている友人を訪ねた。これは趣味で、興味本位だ。そういう人と合っていると妙に落ち着く。これは木下にも問題があるようだ。
玉葱の産地として有名な場所がある。高島はスクーターツーリングで玉葱畑を通過している。
妖怪博士はとある飲み会に誘われ、ただ酒を飲み、今、夜の繁華街を歩いている。まだ宵の口で、これからさらに賑わう頃だ。
世の中では様々なことが起こっているが、個人の中でも色々なことが起きている。
「諦めなければ可能性は無限にある」 「甘言ですなあ」
一人暮らしの老人平田氏は妙な体験をした。
「感情が入らないと何も出来ないですなあ」
訪問好きな木下は、その日、竹中という無職者を訪ねた。
「今日は高曇りだねえ」
「また、夢を忘れましたよ」