書生生活。
1992年生。文章鍛錬のため掌編を書いて公開していきます。
顔が変わったと言ったのは、意志の変化を感じたからだよ。昔とは目が違う。
概念にとらわれながら肉体を求めるとはおかしな話だ。しかしそうとしか言いようがない。彼は病的なほどに女を求めていたのである。
ホオムから階段を上ると駅舎には橙した光が射し込んでいる僕は思わず身体を乗り出してその色を眺める窓越しに橙が僕を照らす。
馴染みの映画館が取り壊されるというので最後の上映を観に行った。その映画館を訪れるのはずいぶんと久しぶりだった。