風の匂い
大地から顔出す大木の根
その根の上に僕は立ち
掌を広げ 木の幹に触れる
荒れた肌のようにごわごわと
それでも確かに生命を感じる
僕はこの大木と一体になり
風に木の葉揺らし大地に息衝き
天を仰ぎみて枝つきのばす
その猛々しさ そのしなやかさ
僕はここで永遠に生きるだろう
吹き立つ風の匂いを感じつつ
風の匂い
講義のなかで詩を書きました えらんだ六色から想像した風景です
書いてる最中は 自然と戯れるようで楽しかったのですが
(実際に教室を出て おおきな銀杏の木の下で書きました)
読み返してみて やはり詩を書く感性からは程遠いなと感じました
書いてみて初めてわかる 詩人の凄さ というものですね