主人公玉ちゃんは誕生日を前に娘茉莉さんから誕生日ロウソクを貰い、嬉しい心地は家族旅行を計画した。その旅行の行く手に待つものは??
白い部屋で暮らすボクはある日、手紙を受け取った。『私、飛鳥。中3よ。たぶんアナタより二つ年上だと思う。毎日、アナタの部屋の前を通ります。いやじゃなければ顔を見せて』と、書かれていた。その日からボクは彼女が部屋の前を通るのを待った。そして何でも話せる友達になったボク等は、飛鳥の誕生日に部屋を抜け出してしまった。それは絶対にやってはいけない事だった。
精霊と聖馬が創った大地ダザイサ。そこに暮らす五族は呪い師達が極寒の地を守っていた。語族の一つ東の山岳民族ザーロ族、族長一族の始祖は聖馬族だった。今もその聖馬族の血を受け継ぐ者を大切に守っていたが、最後の一人となった族長アムルは他種族の奴隷の少年と契りを交わし、そのために無に返ってしまった。