もうすぐ、クリスマス。と、言うことで魔法犯罪を捜査するチームMCAIの短編アウターストーリーを。クリスマスの日、ユーナたちが街で出会ったのは、無許可営業のサンタクロースでした。非合法の魔法使いの老人が彼らに起こした小さな夜の奇蹟とは。拙作『MCAI(魔法犯罪科学捜査班)』をお読みいただいた方も、これからという方にもぜひ。よろしければ最後までお楽しみください。
掌編小説第4弾は、拙作『あなたがここにいてほしい』から。主人公の僕、北原和義と七恵ちゃんの親娘に登場してもらいました。今作はあれからすぐ、その冬。年の瀬の小田原、相模湾。根府川(ねぶかわ)という海沿いの斜面にある小さな駅に訪れた二人を描いてみました。
迎え火の晩、幼い七恵の身体を借りて、蘇った美幸。娘の身体を借りて、現れた妻が語った言葉はかつての僕たちが過ごした日々の再現に過ぎなかった。あなたが、ここにいてほしい。そう思っていたっても僕はもう、彼女に何かを伝えることすら出来ないのだ。それでも・・・・ いわゆる、よみがえりものです。
リズ・クロウラーと言うイギリスのR&Bシンガーの作品の意訳詞です。以前に描いた『秋のフリークエント』に対して、女性視点を受けています。原文をアレンジして、かなり私情の籠もった日本語ですがよろしかったら。
掌編第2弾です。ある方から、しょうもないテーマを頂いたので、しょうもない小説を書きました。与えられたキーワードは「お酒」と「ホッチキス」。どんなお話かは、読んでのお楽しみ、と言うことで。とにかく幅広く書いていっちゃいます。
掌編小説です。初めて挑戦してみました。これは恋愛もの、と言えるのでしょうか。純文ぽいです。18禁になるような描写はなるたけ避けましたが、ちょっと話しにくいところを表現しています。初体験を終えた高校生の女の子が同じ時期に手に入れた、もう一つの経験がテーマになっています。よかったら、ご覧になってみてください。
掌編小説第3弾です。今回は何だか大人な感じで、性を通じて男性と深いつながりを持つことを怖がる二十代後半のとある女性の悩みと葛藤を描きました。ちょっと変わった男のヒトとの都内のホテルでの夜の一コマです。北鎌倉の晩秋をしのびます。 表現には配慮しましたが、性のそのものの問題についてを扱うのでやや成人向けです。(セックスはありません)強い性表現があるわけではないし別にいやらしい話ではないので、広く色々な方に読んで頂きたいのですが、一応、おことわりしておきます。それでは、よろしくお願い致します。
恋愛小説です。ラブホを最終目的にしたドライヴデートのカップルの微妙な駆け引き(小競り合い?)がテーマ(ラストまでにちょっとした仕掛けあり。)あ、でも十八禁描写はありません(たぶん)。まずは普通の恋愛小説として読んでもらえたら。
天正6月2日、続く第2章です。舞台は、本能寺、事変後の京都。多くの人たちの思惑を抱えたまま、天正6月2日は二転、三転していきます。と、言うわけで本能寺の変を舞台にした、歴史巨編(!?)続編です。前編からお読み頂いている方、タイトルでちょっと興味が出てきた方、出来れば最後まで、お楽しみ頂けたら幸いです。
長篠合戦秘話。実はここに鳥居強右衛門(すねえもん)と言う方がおりまして、自分の命を犠牲にして密使になって城を脱出、あの武田軍から篭城する主君の奥平家の皆さんを守りました。お話は、合戦後、長篠村を舞台に合戦の生き残りがその強右衛門さんについて語るというストーリーです。命を賭けた長篠城脱出、そこには強右衛門と歴史に語られることのなかったもう一人がいました。ちなみにかたりべ阿部四郎兵衛さんは実在です。彼が遺した聞き書き『長篠日記』によって、あの明智光秀がようやく合戦に参加してることが分かったそうです。