如何にも古い町で起きていた事故に巻き込まれたような。 一つはホテルの部屋番号の謎。 一つは、仏像の役目。 事故には必ず原因がある筈なのだが・・。
不況が訪れると共に、人類の姿も見えなくなっていた。 煙突は自分だけは最後まで高いところから辺りを見ていたいと思った。 何もかもが見えなくなった時、空高くから何かがやって来た。 大きな船の様なものの中から話し掛けられた。 「もう一度だけ煌めく煙を・・?」
その実、異常現象とはどういうことなのか? 既に予見されている事とそうでない事。 実に複雑な構造の大宇宙は何を語りかけて来ているのだろうか?
昭和の世代にはいとも無く解ける。 一体、何が起き、其れがどういう意味で? 結局どうなるのか? 其れが分かるのか・・は、広大な宇宙の文明だけなのか? そうではないだろう? 人類にも・・少しは常識というものがあるのだろうに・・?
「わびぬれば 身を浮草の根をたえて さそふ水あらばいなむとぞ思ふ~侘びしい思いをしていて、この身は根のない浮草のようなので、誘う水があれば行こうと思います。」
業者に来て貰い何とか開ける事が出来た。 しかし、其れだけで済まない出来事が。 まさか、指の様な姫がいたとは。 姫は別の世界から来た姿。 青い惑星に起きているいろいろな事象。 原因が無ければ起き得ないという事を知ろうともしない人類に、幸いは訪れない。 寧ろ・・退化しているという事さえ認識できなければ・・憐れ。