「それは乾かぬ映日果のように」の続きめいたものになります。 教祖であり食人鬼の男性と、信者で不死身の男性の話。 直接的なカニバ描写はありませんが、死体描写などを含みます。グロテスク描写が苦手な方は御遠慮ください。
新興宗教と言う名を借りて食料集めをするセトウチは新興宗教の若き教祖であり、食人鬼であった。 一方、新興宗教に入信したサイトウは戸籍も家もなく、人のように死ねぬ肉体を抱いて五百年も生きてしまった。 そんなふたりの始まりはどうしてって血腥い。 ※解体描写などのグロテスク表現があります。
奇形(フリークス)で無性別、そして大人になれない双子の零と壱は見世物小屋のスター。しかし新星の登場により、彼らは追い出される。それでも彼等(彼女等)は果てしないスターだった。
星の瞬きほどの屈託のなさが、私を生かしてくれる。きっとこの夜のことを、あなたは忘れてしまうけれど。確かに私はあなたに生かされた。これからも、ずっと。
『美術教師である彼は美々たる万物に愛された。美しい彼は何時か何者かに変貌してしまうことでしょう。 僕は今日も彼の言いなりで、僕は明日も貴方の一部で作品を作る。貴方にとっての良き終末が、僕にとって唯一の偶像になりますように』 美術部のたったひとりの部員と、美しいものを好まない美術教師との取り留めのない話。 ブロマンス寄り。 爪剥ぎなどの痛々しい表現もあるので注意。