幻視小説(幻想、怪奇、不思議、SF)(原則として金曜日に掲載します)
お話づくりを趣味としています。「幻想,SF,怪奇小説」を掲原則として金曜日に掲載します。
口上
後期高齢者になった。人の名前や漢字をやっと思い出すのは以前からだったが、今は本当に思い出せない。後期と高齢者を二分すると、男だと75から平均寿命の83の8年間。「後」の後は「最」になって終わりか。後期をやめて、いくらかでも元気になりそうな言葉がいいな。高貴高齢者、香気高齢者、光輝高齢者、おっと、好機高齢者もいい。好奇心満々な高齢者にぴったりだ。
おや、しなびてきた右手の小指がむずむずする。あれあれ、小指の先で指紋がぐるぐる動いてびだした。目の前で踊りだした。あ、残りの親指、人差し指、中指、薬指の指紋も空中にとびだした。左手の指紋も飛び出した。両足の指紋もでてきた。なにやってやがる。五本の指たちが小説を書き出した。全部で二十の指。1本四百字。片手小説は5枚、両手の手小説は10枚、四肢小説は両手両足で20枚。だが手で描くので、10枚のショートショート、「指小説または指物語」を書くことにしました。うまくいくといいのですが。
これからもよろしくお願いします。 草片文庫
書いたものを一粒書房(ttps//www.ichiryusha.com)より自費出版しています。上製本(A5)
(興味のある方さしあげます。下記の本のブログのコメント欄より連絡ください)
黒い猫 :黒猫幻想短編集 225P、2015年 雪女 :雪女幻想短編集 222P、2015年
茗荷の舌 :子狸不思議物語 236P、2016年 お化け草 :浦島草幻想短編集 251P、2018年
草迷夢 :幻想短編私小説、 280P、2018年 金箔虫 :金箔幻想短編集 279P、2019年
赤い猫 :赤猫幻想短編集 279P、2019年 透人譚 :透明人間短編集 276P、2020年
桃の皮 :異常幻想短編集 249P、2022年
本のブログ「針鼠の本棚」 http://blog.livedoor.jp/hedgehog0808/
漫画イラストブログ「アホラ サロン」 http://hedgehog0808-ahora.blog.jp/
茸小説も星空文庫に掲載しています。https://slib.net/a/23111/