気持ちを、描写したくなる。
男女が別れる話が好きです。他人の不幸は蜜の味…ケケケッヒーーヒッヒッヒー!!ヒーーヒッヒッヒー!!!!
深夜、甲州街道でのできごと。永福付近。
エアコンが乾いた空気を吐きだし、ドライヤーがごうごうと音を立てる。薬缶がピィと鳴る。
金曜日の夜、まっすぐ家に帰らず雨の吉祥寺で週末を過ごす女性。
2人を同時に好きになってしまった。ただゆるゆると罪を重ねていく。
もうきっと会えないけれど、きっと幸せになっていく彼女。これからも綺麗になっていく彼女。
ある冬の終わりに起こった僕と彼女のささいな出来事。
春のはじまりに起こった彼と私のささいな出来事。
1日のはじまりでもある朝。でも長い夜の終わりでもある。
生ぬるい空気でいっぱいになった部屋。あの春の日と似ている。