86年間のあかり
「もう二度と会えない。そんな言葉で簡単に終わらせられるほど、人間できちゃいない」 思い出の詩集。
それでも僕は祈るよ。
一本、また一本と増えていく線を。
(…たい焼き食べたいたい焼き食べたいたい焼き食べたいたい焼き食べたい)
(…やべぇ。目が覚めたら目の前に死神がいるんだけど)
お前らが死んでも、おれは生きてた。
上を見上げると、夏がまた僕の隣にいた。
あなたの中にいるお前。
全てはくだらない嘘。