たまに訪れる白昼夢。花屋の前で、どぎつい香りにあてられた。
鏡合わせであること。それだけで充分だとは思えなかった。それしか無かったのに。
勘違いをされては困る。そういう仕事だ。望んで、ここに居る。
起き抜けの腹痛。心当たりはあった。痴情のもつれ、ってヤツだ。
11月11日。2月じゃなくたって浮かれたい!って馬鹿で何が悪い。
思い出話に花が咲く。
世の中には知らないほうが良いこともある。もちろん、見えないほうが良いこともね。
青春は、いつだって自分との戦いだ。
祝い事には向かない花がある。新年の挨拶なんか特に、だ。
この世に二度とは現れないようなほどに素晴らしい王様の話。