出海浪親の送った同盟の使者は、古実鳴の喜林義郎のもとに到着しました。一方八津代では、浪親の執事である川照見盛継が志願してきた園の処遇を考えています。
刹那に永遠が内在するなら、あの冬の日にもう物語は終わっていたんだ。 ここに涅槃文学を記す。最期の言葉が、始まりの色香が、誰にも解らない答えへと繋がる。
36歳で膠原病を発症し、ピアニストとしての道を断たれた 田中希代子が、その晩年にたどり着いた境地とはどのようなものであったのか。
2021年1月7日に終末が僕の世界に訪れた。それは恣意的な、個人的な終末だった。僕は終末から世界を救うために祈った。