トミカ
トミカとは芸術的な至芸で人間が造り上げた精密、精緻な部品の統合メカニズムである。
この手で触れたなめかわしさの極致の恍惚に、意識は夢次元の幻へと迎えられる。
材質の金属の重厚感は美的イデアの傑物である。
長年の使用に耐え美しさを持続できるダイキャストの成果に驚かされる。
宇宙に存在する物質を高温で溶かして金型に流し込み、全く新しい車を創る不思議に胸がときめく。
細かなパーツを精密に組み合わせ、一つの極限の美しさを備えた車の成型物が動き出す。
数㎜の単位で車のラインを描き出すなめらかな美しい線形模様。
手に持った時の喜びで、今にも車が動き出して滑走しそうな親近感を抱いて、私は夢見る子供になっていく。
美しい車のラインを寸分の精度で再現する緻密さに感嘆する。
フロントグリルからは丸みと直角のラインが克明に表記され、フロントバンパーに流れる精妙な上昇気流。
ヘッドライトの外枠の精悍な佇まいに、この世には存在しない神の目を見るに至る。
タイヤとホイールの形状のメカニカルでシンメトリなミステリオーゾ。
フロントフェンダーのふくよかな丸みに、うきうきとさせる芳醇な香りが立ち昇る。
フロントドアの絶妙な凹凸の形状美に、車体の成型技術の繊細な感性が立ち昇る。
フロントドアからリアドアに至る完全に計算され尽くしたアーチの微妙な角度が、遠くへと風を切っていく。
ドアミラーのアーティスティックな空間に浮かぶ、独特な丸みを帯びた静謐さ。
天上のルーフの微妙な丸みにぞくぞくと興奮し、見た者を夢の中へと引き込んでいく。
バックドアガラスからリアバンパーへの先鋭的な次世代の顔に、マニアの心は未来へと全身全霊で惚れ惚れする。
ランプの形状の人間の叡智を表すさりげないモニュメント。
ああ、トミカは全てが完全に再現され、寸分の狂いも無く現代の車をこの世界に誕生させる。
この神妙なラインに宿る全てが完全体の表情。
実際に走らせるとダンパーが機能し、路面の凹凸を見事に吸収して車体が振動しない。
これは実際の車よりサスペンション機能が優れているのではないか。
ものの見事に走る人生展望が開けるマシーンの究極の走行成型。
さあ、夢を叶えに行きましょう。トミカがあれば夢が叶うのです。
パーツが完全に統合する神秘に、機械工学の性能限界に挑戦する技術者の心意気を感じます。
この熱意に惚れ惚れする。
トミカを見れば工業製品の技術の高さが一目で理解でき、良く出来ているなあと浮遊感を抱くのです。
トミカを見れば、実際の公道で走る現実の車を鮮やかに想像でき目の前で走り出す。
究極の車の成型物が走り始める途方もない感動。
生きる喜びは走る喜び。
車を走らせる喜びをミニカーを見つめて、ただ美しさの中に恍惚と憧れていく。
この世の精密機械だけに囲まれて生活していきたい。
トミカコレクションの盛大なパラレルワールドを見よ。
人生が走り出す。生命が輝き始める。
さあ、トミカと一緒に、この喜びと共に夢を叶えよ。
トミカ