今は昔、陸奥国は安達原に、旅人を殺してその肉を喰らう鬼が棲むという噂がございました。那智の修験者・東光坊祐慶様が、廻国修行の途次で遭遇した恐怖とは。能『安達原(黒塚)』を翻案した、怪異物語でございます。 ※ 縦書きでの閲読を推奨いたします。
知らず知らずの内に、世界を覆したい、と想う少女がいた…… 海の様に真っ青な少女。目の色も、髪の色も…… そんな少女を迎えるのは、約一億年前の古代。 希望と時に絶望も待ち受けている残酷な世界。 海の統括を任された少女は、懸命にその世界を生きてゆくこととなる。 そんな彼女を待っているのは、一体何者なのだろうか…… それは、間違いなく"普通"とは呼べないであろう事だろう ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄仲間も自分も ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄。
カルデアに召喚された加藤段蔵が目にしたのは、小さな男の子だった。マシュ・キリエライトは彼が何らかの原因で小さくなってしまい、助け手となるサーヴァントを求めたと言うが、段蔵は忍の仕事ではないと内心疑問を感じる。 Fate/Grand Orderの二次創作です。ぐだ男さんがショタ化しており、段蔵ちゃんはからくりを露出します。苦手な方はご注意ください。
人外×人または、人×人外の今鳴♀まとめ短編 【第1弾】 蜘蛛の今泉と盲目の鳴子♀ 【第2弾】 今泉と猫又の鳴子♀
二〇一六年秋、戦前の童謡詩人・金子みすゞのふるさと、山口県長門市仙崎。大学受験を目前に控えた高校三年の女子生徒・弘中みすずが、自分の名前の由来となった金子みすゞに宛てて書いた、六通の手紙。受験を目前に揺れる心、離郷を前に立ちすくむ自意識、そしてみすゞに対するみすずの複雑な思い。稚気に満ちた反発は次第に共感に変わり、やがて重なり合う二人の「みすず」── 八十七年の時を隔てた二人の「みすず」が織りなす、小さな物語。 これから新生活を迎える方に読んでいただきたい短編小説です。
ハヤブサさんが某国のお姫様を、ボディーガードするお話です。頑張る人の姿を書きたいと思っております。よろしくお願いいたします!
白玉楼の庭師・魂魄妖夢は先代の教えを胸に剣を振る未熟な剣士。主の命により幻想郷に足を踏み入れた妖夢は初めての敗北を知る。 目が覚めると、己の半身たる半霊の声が妖夢の不甲斐なさを責め苛むようになっていた。追い詰められた妖夢の思考は暴走し、とうとう暇を出されてしまう。 『東方妖々夢 ~ Perfect Cherry Blossom.』の後日談。白玉楼を追われた妖夢を待つ、一週間の激動を描く。