強敵や新しい友達との出会いを生んだランク戦が終わり、学院は平常授業に! しかして間髪入れずにやってきた訪問者はなんと人外――魔人族と呼ばれる者たち! ロイドの昔を知る魔人族との再会の裏で動くのは、指名手配されずに数多の犯罪を行ってきた悪党! 様々なモノを抱え、ロイドたちは魔人族の国へ! 騎士の学院に通う見習いたちと魔人族、そして大悪党の暗躍の物語……です。 ※「章」ごとにバラバラにあげていたお話しを「第○話」でまとめたモノです。
スピエルドルフという魔人族が暮らす国からやってきた女王様は、なんとロイドくんの婚約者。 昔なじみと一緒に、失われた一年間の中からやってきた彼女が語るのは――
「本当は思春期は、何もかも打ち壊す破壊の時期なんだ。蝶の完全変態みたいにさ」と古都は言う。 青い蝶をめぐる破壊的な青春をわたしは過ごした。突き錐の奴隷契約を交わした古都と。