梅雨は開けしや/新作短歌

今日ようやく梅雨明け宣言がでました。でも最近の猛暑、夏をのりきれるかなあ・・・。

  

 豪雨なくば梅雨の空もよしやかと
  開ければ猛暑どこで生活(くら)さん

 影宿り 聞けば同年 お互いに
  身を労(いと)えよと言うて別れり

 ちびっこと食うアイスクリーム
  友達と遊べず母は仕事か 寂しかろ

 家流れ 森山燃えて 飢え渇き
  戦(いくさ)はつづいて希望はどこに

 この暑さ 虫動物に比べれば
  人はましだと思うしかなし

 カアカアと烏(カラス)も苦し真昼時に
  重き自転車押してゆく人

 ただ一人 多くの子を抱(かかえ)え生き抜きし母
  今なお猛暑をものともせずに

 我が身よりも他人を想う優しき心
  人よりも我が身を想う捨てられぬ心

 そういえばこの頃観てないなあ ほんま観てない
  大空に掛かる 七色の虹の架け橋


☆この頃近所の子供たちを、自分の孫のように可愛がって一緒にアイスクリーム食べたりしてます。本当の孫はいつの間にか、もう大学生になっちゃっているもんですから。(いずみ)
   

 

 

梅雨は開けしや/新作短歌

梅雨は開けしや/新作短歌

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-07-20

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