『美術教師である彼は美々たる万物に愛された。美しい彼は何時か何者かに変貌してしまうことでしょう。 僕は今日も彼の言いなりで、僕は明日も貴方の一部で作品を作る。貴方にとっての良き終末が、僕にとって唯一の偶像になりますように』 美術部のたったひとりの部員と、美しいものを好まない美術教師との取り留めのない話。 ブロマンス寄り。 爪剥ぎなどの痛々しい表現もあるので注意。
出逢いがきっかけで生まれる偏愛とそれがもたらすカタルシス。救われた者と取り憑かれた者と。 ある意味純粋故に。
現在群馬県に在住のかぐらが小・中学生時代にキャラクター自体は誕生しており、大人になってから現在話題の群馬県を気に入ってお話の舞台にいたしました。
今まで10作品以上を書いて、一番苦しんだかな?? 誰もの心に内在する、甘ったれた自己愛からくる『希死念慮』を、他人様に理解できるようなカタチにすると、おれの場合はこうなる。極めて個人的なこと。 100人いれば100通りの書きざまがあるのだろう。
熱い夜を自慢げに語るローゼルと転げまわるロイド。 それを機に決意を新たにするエリルたち。 一方、アネウロの力を垣間見た騎士たちは彼女の過去を調べる。 そしてセルヴィアから彼女の時間魔法が語られるのだが――
二人の夜を超えて頭が真っ白のロイドとうっとり顔のローゼル。 そんな二人の事を考えてモヤモヤのエリルは―― そして同じ頃、行方不明となっていた騎士が市街地に現れ――
オオカミ型ロボットになった少年は鎧の持ち主である王子の住む異世界で暮らすことになった。 自分の鎧を開き、中の結晶と機械に口づけした王子を変態となじる少年の誤解を解くため、王子は少年と快楽士を引き合わせることにする。
日本が世界に誇るデスラッシュメタルバンド「DAWNHAMMER」。これは彼らに一年間の密着取材を行う日々の中で見た、人間の本気とは何かという問いかけに対する答えである。例え音楽に興味がなく、ヘヴィメタルに興味がなかったとしても、今を「本気」で生きるすべての人に読んで欲しい。彼らのすべてが、ここにあります。
この作品は、一九八五年に公開された長編アニメーション『天使のたまご』(監督・脚本 押井守/アートディレクション 天野喜孝)を原作とした非公認の改作である。原作に関する権利はすべて原作権利者が有し、原作権利者から本作が権利侵害に当たるとの申立があれば、作者は速やかに本作の公開を取りやめる用意がある。なお本作は、細密な映像と幻想的な音楽とによって編み上げられた原作の物語を、言葉を用いて再構成することに主眼を置いて執筆した。「詩」と呼べる洗練はなく、「小説」と呼べる創造性もなく、所謂「二次創作物」の範疇にも入らない。本作に「詞篇(しへん)」──ことばのあつまり──と冠したのは、そのためである。
平凡な女性千恵子は、情熱を内に秘めた女性であった。 子沢山の家庭に育ち、理不尽な依怙贔屓を 強いられてきた。 高校卒業後、国家公務員に合格し、勤めに出る。 平穏で楽しい青春時代を過ごすが 母親からの厳しい門限時間やルールに耐えきれなくなり、24歳で見合い結婚をする。 結婚相手である昌吉は、職人気質で頑固な性格 であった。 千恵子は、娘と息子を授かるが 頑固な夫との喧嘩が絶えない。 出来の悪い娘と出来のいい息子。 千恵子は、自分のストレスのはけ口として 出来の悪い娘に、八つ当たりをするようになる。 やがて、娘と息子が成人し それぞれの道を歩んでいくのだが…
夏休みに少年の世話をしていた祖父が熊に襲われ怪我をする。 少年は仇を討つため、通りすがった青年が売っていた熊退治の鎧を借り受けるが、身につけると脱げなくなってしまう。