ここは「ユーバーシュヴェンメン宙域」、最上級のバカ共が群がる無法の宙。政府は恐怖し、何もできない。付いた異名は宇宙の火薬庫。 公僕は頼りにならない。ならば無法には、同じく無法で対処するしかないだろう。悪と戦う荒くれ者こそ、冒険家。 火薬庫に生きる一人の男、彼もまた荒くれ者、その名をライオといった。彼の周囲は、導火線だらけ。 さあ、こんな辺鄙な星に流れ着いてしまった不幸な諸君よ、ライオの奏でる危険なバディヌリーで暇を潰してもらおうか。
相方を亡くしたお笑い芸人の喪失と再生の物語。一 いたよ・いないよ登場
「好きだけど、近づけない」「わかってるから、好きになりたくない」 遠回りする本当の「好き」 大学2年の霧崎詩織と紀多蓮のそれぞれの出会いと別れが2人を翻弄する。 日記の穴に隠されている孤独に気付いたとき、好きな気持ちが手を差し出させる。 2人の日記から全てを汲み取っていく現代的日記型小説。