「可憐なマッチ売りの少女らが ・・・・・・」
「きょう、ぼのぼが死んだ あす、かもめが 死出の夕闇を 仰ぐだろうよ ・・・・・・」
「さんざめく、宝島 明けぬ夜毎の 夢をさすらう 赤茶けた海、 ・・・・・・」
「だから おめぇは生粋の阿呆なのだから、 ・・・・・・」
「対話とは 壮大なチェス盤に齧りつき、 互いのころもを引っ剥がすような行為であり ・・・・・・」
「ここは なにもない こうえん コンクリートづくりの ちっちゃな こうえん ・・・・・・」
「書き溜めちまったもんだから 薪のかわりにいらねえ詩集を くべてみたんだ ・・・・・・」
「波風沁みる笑窪にさそわれ どこへいこうか ・・・・・・」
「わたしは先日、寺山修司の墓参りへ出かけた ・・・・・・」
小説というより”小噺”でしょうか。 「いやあ、世間広しというなれど、恋愛風情など、軽々しくも ・・・・・・」