『たかが愛のはなしってことだよ』愛と恋と性を主題に恋愛・官能小説を書いています。
愛や恋の形が噛み合わない人間たちのすれ違いを書くのが好きです。
愛知県在住。95年生まれ。
作品をリンクの『作品紹介ページ』(自サイト内)にまとめています。ジャンルごとやあらすじつきで作品を探したい方はそちらをご参照ください。
実の父に身体を売る姉と、実の母に「バケモノ」と呼ばれ監禁される弟。私たち家族は、壊れていた。――よるはひとりでいなきゃいけないの。かみさまがくるから。
国立大学の医学研究所に一通の申立書が届いた。それは産婦人科村上研究室にて人道から外れた実験をしているという密告書だった。――村上室長は天使を創ろうとしている。村上室長を止められるのは私しか、裁けるのは私しかいない。私は村上室長のことを愛しているから……。
「大体、ロープ持って行ったって真琴は縛り方知らんだろ?」 「ううん、僕が縛る方」 「真琴もとんでもないのに惚れちまったな」
緑の香りというものがこんなに芳しいのだとシャルと呼ばれた少年、愛実は知った 部屋の窓を開け放つと麗らかな陽気に照らされた庭の草木が輝いている