平成三年生まれ。
左京区・北白川に在住。
お土産屋のアルバイトをしながら、執筆に勤しむ。
尊敬する小説家は、吉田篤弘さん、中村航さん。
おしゃべりトマトに会えるのは、今日で最後だもん。 苦手なトマトとおしゃべりをする女の子〝アン〟が、トマトを食べられるようになるまで。
彼らは、持ち主と見た景色を忘れない。 中古カメラ店のショーケースの中で、カメラたちが以前の持ち主との想い出を語ります。 彼らがどんな景色を見てきたのか、ちょっと聞いてみませんか?
二十三年ぶりに日本に訪れた「しっぽの日」、次に日本に訪れるのは十九年後。 ピークの二時四十分に向けて、彼らのしっぽが伸びてくる。 そんなしっぽの日に、好奇心を満たそうと画策する二人の会話劇。
「元妻」の左手は、遠い。 離婚した妻と私は、離婚後も結婚指輪を外さなかった。 しかし、久しぶりに会った妻の左手薬指から、指輪が消えていた。
便利な時代が到来しました。相手の国の言葉がわからなくても、コミュニケーションがとれる素敵な時代です。外国籍の友人ができたり、一緒に仕事ができたり。 もちろん、恋愛も。 言語の壁なら、簡単に超えられます。あとは本人の勇気だけ。
おひるごはんを食べるだけの作品。 毎日食べる、おひるごはん。何を食べるか、とっても悩むもの。 今日のおひるごはんに悩んだら、読んでください。
「それじゃあ、現場で会おう」 それが、彼女とかわした最後の言葉だった。 16:9の画面の中で妖艶に笑う彼女は、矯正して綺麗になった歯ならびで笑っていた。