「あ、お巡りさんだ」「なに?」「ああ、お巡りさんだなぁ」「本当だ、お巡りさんじゃあないか」「やあこんにちわ、お巡りさん!」 今日も彼らは『路』を歩く。 SFダークファンタジーお遍路物語。
第三次世界大後、崩壊した国土は世界に取り残されたまま、人はそれでも生きていく。 置き去りにされた狭い世界。喉を締め付ける閉塞感に時折、息を詰まらせながら、少年は生きるために武器を取った。 荒廃と傷跡を抱えてなお、人は人と出会い、感情の芽生える生き物だから。 救いようのない人たちの、救われない、これは「愛」の物語。
これは2023年10月2日のシラス番組 (https://shirasu.io/t/topo/c/topo/p/20231002) で朗読をしていただいた掌編です。もしよかったら読んでみてください。 2023.10.3
五月雨艶聞散花様 《さみだれえんぶんさんげよう》 世間様にて時折耳にする“存在に恋をする”とは如何なる心模様であるのか。 それを突きつめたく思い、書き始めた物語です。
宇宙へ旅たち、二つの惑星にであう。年に一度惑星同士接近し、大気がつながり、飛行船が飛ぶ。その住人たちは不思議な子作りをしていた。夫婦星と名付けた。