僕は今、どこにいるのだろう? カプセルのような狭いところに、手足を折り曲げてじっとしている。ほとんど身動きはできない。不思議と息苦しさはないけれど、光がないので今が昼なのか夜なのかもわからない。ただ、ぼんやりと暖かくて、なんとなく安心できる。 でも、僕はなぜこんなところに閉じこもっているのだろう?
短編です。通学・通勤時間にちょうどよいです。 光を当て続けないと死ぬ女の子と遭難しちゃってさぁ大変。見捨てて助けを呼ぶか、このまま二人で凍えるか。
誰にだって相性の悪い相手は居るものです。歩み寄る努力をしても相性が悪いのですから徒労に終わるでしょう。
真冬真っ直中に真夏の話ですみません。暖かいお部屋で夏に想いを馳せながらお読みください。楽しんでいただけたら幸いです。