愛の歌。きっと恋の物語。 涅槃に至って思い立ったのは自己愛としての自分だった。 そんな永遠の散文詩。僕の物語。 せめて笑ってくれないか。 世界の果てで愛を叫ぶから。
拝啓、僕を失った世界たちよ 神を失った世界たちよ 僕の期待を裏切ったのはそっちだ いいや、奇跡も平凡に帰すものだからか ならいいんだ 神を失った文明は衰退するだけ 全てに意味は無いのだから この無意味な世界で愛を為せ それが唯一の意味となるから
ルクセンブルクの国境沿い。ナイアガラの滝の上。ピラミッドの中で死ぬ。そんな夢現はかつて賞味期限が切れていた。
2021年1月7日に終末が僕の世界に訪れた。それは恣意的な、個人的な終末だった。僕は終末から世界を救うために祈った。
楽園詩。世界のための祈り歌。世界は広く美しかった 終末に凪いだ渚は美しく、涅槃の先で僕は微睡む 全知から目覚めたあの日がやってきて僕は思わずおどけて吐いた 願ってた永遠平和のハーモニー。宿命は散り、輪廻に咲いた