海の民アスワンたちと長老の元を目指すマンガラたち。長老を説得して方舟の建造に取りかかれるのか,それとも「境抜け」の禁忌を咎められるのか。その命運はパガサに委ねられた。
パガサの働きもあり,海の民の長老カルヌグは方舟の建造を許した。しかし,マンガラたちは次に向かうべき場所が分からない。「輝石」のなぞを解くために,彼らはどこへ向かうのだろう。第一部「海の民編」完結。
無事に交易船に乗り換えたマンガラたち。船は辺境の地を目指して出航する。初めての大きな船に興奮するマンガラとパガサだったが,途中に寄港した場所で認めざるを得ない現実を突きつけられる。
カタランタの働きもあり,無事にマールの「若き賢王」エル・レイに遭えたマンガラたち一行。王邸に招かれ,そこで話を聞かされるが,エル・レイの言葉の内容は,マンガラとパガサを驚かせるには十分すぎた。少しずつ真相に近づく彼ら,何かを知るカタランタ。物語はようやく序盤を終えようとしていた。
マンガラたちは,エル・レイの提案で,放牧の民の長パウのところへ旅立つことになった。食事を終え,夕闇に包まれていく丘陵をくだり,荒地を抜けて行く。果たして彼らはパウのところへたどり着けるだろうか。
ヘルバ草原の奥。次の旅先への準備のために,放牧の民のところで留まることになったマンガラ一行。民と同じ生活をするマンガラ,目的は分からないが,東奔西走するカタランタ。彼らをよそに,パガサは過ぎ行く時間に焦りを感じ始めていた。第二部「辺境の地」編完結。
放牧の民の元を後にし,ヴァルタクーン王朝の王都ツィユタートを目指すマンガラたち。忍び込む王宮は,リウ河という大河に阻まれ,唯一近づけるのは河を渡す鉄橋のみ。無事王宮にたどり着けるのだろうか。