あらすじ:穂乃(百合の君)は、戦で傷ついた人のために百合隊を結成、けが人の看護や焼け出された人のための炊き出しをしていましたが、あざみにそもそも戦の原因は穂乃にあると指摘されてしまいます。穂乃は再び、自分にできることは何か考えます。 本文中に触れられている穂乃の怒りの最初は(2)に、おばあさんとの山登りは(7)に出てきます。
「命令だ。お前はここに残れ――」 一九四五年、終戦間近のタイ。敗走する二等兵・相沢義信は、かつて日本軍が現地民を徴用して建設した「日本街道」の傍らで、剥き出しの憎悪と飢餓に直面していた。 生き延びるために盗みを働き、殺生を犯す相沢。しかし、彼を見つめる一人の村の娘の瞳にあったのは、断罪ではなく底知れぬ「慈悲」だった。共に逃げ延びた中村軍曹は、かつて道を作った際に犯した殺人を相沢に打ち明け、桃色の寺院で自らの命を絶つ。 一人残された相沢に下された、軍曹の最期の命令。それは「僧となってこの地に留まること」だった。 名前を捨て、橙色の僧衣に身を包んだ相沢は、かつて略奪した村から托鉢で米を恵まれ、言葉を失ったまま五十年の歳月を石段の掃除に捧げる。なぜ彼は帰国せず、タイの山奥で掃き清め続けたのか。
あらすじ:出海は君主である珊瑚の活躍によって、喜林の軍を退けることに成功しました。戦が終わったら、穂乃たち百合隊の出番です。今回は穂乃の回想がよく出てきますが、(3)(21)(24)(55)(57)(74)あたりをお読みになれば事情が分かるかもしれません。
あらすじ:出海珊瑚率いる真津太の禽堂矢城に、とうとう喜林の軍が攻めてきました。劣勢の出海は、どのように迎え撃つのでしょうか。 幼い頃の珊瑚と守隆のエピソードは(68)にあります。
激動の時代を背景に、古き良きロマンチシズムを呼び覚ます愛の一篇。 ※本作品は『ブラックスター -Theater Starless-』の二次創作物になります。 ※女体化要素あり。
あらすじ:反戦デモのような百姓達に取り囲まれた禽堂矢城。城から出て来た守隆と百姓たちの指導者である園は話をします。交わらない議論の中、守隆は園が敵将・百鳥望の息子であることを知るのです。
あらすじ:喜林からの使者を斬った出海。国力で劣る出海では結論の出ない軍議をしたり百姓が反戦デモをしたりして混乱していましたが、喜林でも、裏で暗躍している人物がいたのです。
木更津剣客集団、義勇隊。幕府陸軍、撒兵隊(さっぺいたい)。将軍家の劣勢を挽回すべく房総半島に割拠した徳川義軍府。彼等は何を思い、いかに戦ったのか。時勢の風が吹きつける江戸湾岸に、戦いの旗がひるがえる。市川・船橋戦争、五井・姉ヶ崎戦争、横田戦争へと突き進んだ名もなき群像の青春録。 語られなかった幕末史が、壮大な叙事詩となってよみがえる。
赤鼠の姫様がお城の庭で蜘蛛たちに連れられて池を散歩。大人になった赤鼠の姫があやかしの鼠の統領になり、茸の世界と手を結ぶ第一話である。