一、通りゃんせ 二、無能のシ 三、楽園
膜一枚隔てた向こうには眩暈を引き起こすほどの世界が広がっていた。 意識の中に旅立った「僕」は、そこで記憶の世界を歩く。 僕の夢。少女の夢。 不思議な世界のひとつの夜明けへ向かう物語。