京都府亀岡市の山中にある社、『三原稲荷神社』。通称、『廃神社』。 女子高生、橘 三咲は、とある縁からその廃神社に足繁く通う物好きの一人。神社の宮司代務者を名乗る青年、狭間とはそれなりに親しく、くだらないことから悩み事に至るまで気軽に打ち明けられる仲である。 ある日、いつものように学校帰りに訪れた廃神社で、他愛のないお喋りから、かつてこの神社で起こったと云われる伝説を狭間の口から聞く。それはある二人の男女の、忘れ去られた恋の話だった――。 時は遡り、世は宝永三年の花見月。 丹波国亀山の山中にある『三原稲荷神社』の巫女、葵は、育ての親にして神社の宮司を務めていた翁を喪い、途方に暮れる日々を送っていた。 そんな葵の前に、自らを『思想家』と称する一人の賽銭泥棒が現れて――? 不自由な巫女と、化外の力を持つ思想家が織り成す異聞奇譚!
竜軌が「みわ」の行方を求め限界に達しようとする時。 過去の傷から頑なに愛情を信じようとしない少女は、北陸の海岸を歩いていた。
織田信長を前生とする新庄竜軌。望めばあらゆる声、音を聴く能力を持つ彼の耳に、かつての妻・帰蝶の声だけが聴こえない。竜はいつまで蝶を追い続けるのか―――――――――――。
破戒僧であった義妙はひょんなことから寺を任されそれを機に破れ寺を復興させようと奔走し、国司から雨乞いを請け負う。
タイ 中進国の模索 (岩波新書) 新書 – 2009/8/20 末廣 昭 (著) にインスパイアされて、個人的な意見と共にタイの現代史を書いてみました。 正式な資料など、本当のおもしろさは原著が一番です。 ただ、入りとして、このエッセイを読んでいただけたらな、と思います。