神は賽を振った。何のため? 神は世界を創る際、毎回サイコロを振る。天使の最高階級である熾天使となったばかりの天使アデルは、神のその行いが不思議でたまらなかった。 (何故全知全能であるのに判断に迷うことがあるのか)
七夕に纏わる短編集、詩集。織姫と彦星とを会わせる年老いた水夫の夢。世界を越えた逢瀬の奇跡。この物語は短冊に、願いを灯して、咲き誇る。
謀反の兵を挙げた出海第一の忠臣、川照見盛継。行軍中の回想と戦い。 久しぶりにその名が出てきましたが、真砂秀は出海浪親の父です。別所沓塵によって討たれ、その後、川照見盛継と出海浪親は離れ離れになっていました。
中学三年の杏は、図書館で借りた『赤毛のアン』の内容が変わっていることに気づく。マシュウが死なず入院するという改変に戸惑い、図書館のうわさが現実だと認識する。担任の緑屋先生の協力で地下保管庫に隠された古びた『赤毛のアン』を目にし、その他の書籍や歴史教科書でも「死」が消されるという改変が広がっていることを知った。 未来人が情報操作で「死」を撲滅しようとし、「死」が「失踪」「行方不明」に書き換えられていたのだ。
20歳になった私は1つ年上のはるかに連れられて、初めてバーに行く。そこでオリジナルカクテル『ラカン・フリーズ』を飲む。そのまま私ははるかと付き合うが、彼女は初めてのクリスマスで語る。「来年の1月7日、私と一緒に自殺しよう」と。