華族の嫡男、戸塚整に見初められ、引き取られた 十四歳の少女アキ。守り神の加護を受けているという戸塚の屋敷内で、ある日アキは不思議な少年と出会う。白い髪の少年は、何故か赤い布で目隠しをし ていた――。 少女と少年を巡る、明治時代をモチーフとした和風ファンタジー。
淵戸日奈が持ってきた原稿を読む天谷郁太。それはインタビュー形式でとある事件を描いた小説だった。無数の証言の中から事件の真相とともに、郁太はひとつの疑問を指摘する……。なきシリーズ第六作。
休養のために旅館を訪れた探偵の池藤向日は、そこで殺人事件に遭遇する。しかし、発見者の証言に反して現場に被害者の姿はなく、被害者は忽然と旅館から姿を消した。何度となく繰り返す遺体消失の果てに、遂に事件は池藤の前に顕になる。複数回殺された形跡のある被害者は一体いつ誰に殺されたのか。不可解な事件に池藤が挑む。 淵戸日奈は被害者のいない事件を携えて天谷郁太に勝負を申し込む。なきシリーズ第三作。
淵戸日奈が持ってきた原稿を読む天谷郁太。それは犯人のいない未完成のミステリだった。郁太は犯人のいないミステリで犯人の究明に挑む。なきシリーズ第二作。
雪の降るバレンタイン。「いい(ように使われる)人」なのに「獲得したのは男か らの義理チョコ1つ」な男子高生がささやかな災難に見舞われる。
淵戸日奈が持ってきた原稿を読む天谷郁太。それは探偵のいない未完成のミステリだった。否応なく探偵役をやる羽目になった郁太は密室の謎に立ち向かう。なきシリーズ第一作。
マカテュイの地に信仰を受ける軍神アスュキグ、美神アソイグ、豊穣神アカトゥイグの三柱。彼女らの長閑な日常を描く第一部まで(休載中)。