とある晩、救国の「勇者」として地球から異世界・サンラインへと旅立ったニート時々フリーター、水無瀬孝(ミナセ・コウ)。彼は数々の苦難を乗り越える中で、魔法によって霊体と肉体に分離させられてしまった。 この物語の主人公は、水無瀬孝の肉体である通称「タカシ」。霊魂と魔法の世界で、魔法も霊体もない彼は、果たして生き残ることができるのか!? バトルあり、ギャグあり、シリアスありの、本格ファンタジー。 ※この小説は別サイトにて連載中の『扉の魔導師<BLUE BLOOD RED EYES>』http://ncode.syosetu.com/n9009dl/の関連作品となっております。用語や人名などはこちらが元ですが、本作ではあまり深い理解は必要ありません。ぜひタカシと一緒に、軽いノリで楽しんでもらえたらと思います。
「…………守りたいんです。尊いものを」 魔術の得意な貴族の少年は、家を継がずに騎士団「白い雨」に入団することを決めた。 身分を隠して兵士として生活する中、彼は友を作り、街の娘達に恋をし、戦いに身を投じていく。 一心に理想を追い続ける、ひたむきな彼の青春の果てに待つものとは。
僕らは古い女神の名残だった。 僕らの手のひらの上で、命は本当に容易く壊れたし、生き生きと育まれた。 僕らはいつも一緒だった。 けれどある時、君は僕に、小石を投げつけるみたいに別れを叩きつけた。
子鬼の里で育てられた少女「あいのこ」。彼女は遠い人の社会にほのかな思いを馳せつつ、豊かな自然と、鬼達からのこよない愛に恵まれて成長していく。「あいのこ」は人か、鬼か。彼女の選ぶ道とは。
ゆるめのSF短編集です。 物置小屋の宇宙人。山奥の異邦人(犬)。発電所の裏で発見された肉食魚。働くロボに、遊ぶロボ。感傷的な断片も少々入り混じりつつ、やや古めかしい雰囲気のもので構成されています。