旅行先で、写真撮影に行った「俺」と「A」。そこは心霊スポットとのことだったが、風景を撮りたいので行ってみることに。 真昼間、ふつう~に写真を撮っただけの二人だったが、夜に思わぬ出来事が……。 オカルト好きもそうでない人も、思わず鼻で笑うような話です。怖くないので、ぜひ。
40代のサラリーマンが直面する仕事での挫折。ローン地獄からの脱却。まして私は2007年に心臓手術を施したサイボーグだ。身体の心配もしなくてはならない。江東区に10年暮らし、新天地を求めて茨城県守谷市へ……。
「サイボーグの過信」の最後で、心配して下さった方のための後日談といった内容です。 結局、謎の病気「GIST」でもなく「悪性リンパ腫」でもなく、ただの血管腫でしたということなんだけど、腹を切ったし、それなりにリスクも負った訳である。
貴方がこれを読む頃には、私の命の灯火は消えているのでしょうか? 貴方は、私の魂の味に満足していますか?
人工弁を埋め込まれて、職場復帰を果たした主人公。無理をしない事が最も大事な事なのに、つい無理をしてしまう出来事が波のように押し寄せてきて……ついぞ負けてしまって、突然もとの世界に送り返されるような、そんな話です。謎の病気「GIST」の疑いもかけられてしまう訳ですが……。今回は、退院以降に訪れる喜怒哀楽の荒波に翻弄されながら楽しんでいる主人公が、再入院に消されゆくロウソクの炎のような輝きを放っているところが、はかなくて良いかもしれません。
40代に入って、体力が落ちてきたり、酒に弱くなったりするのは当然だと思っていましたが、健康診断で心臓の肥大化や心電図の異常が指摘されることにより、自分の心臓が生まれながらにして通常の形状ではなかったことを知らされる。循環器内科に始まり、心臓外科を紹介されたりしながら、2007年8月20日を迎えます。全身麻酔、人工心肺、半日がかりの手術、集中治療室、と言葉では知ってはいても経験したことないことばかり……。