人さし指は水色。睫毛は薄赤色。
音時空に浮かぶ無数の音楽の国々の覇者「交響曲」の少女ヒタキは、世界の終わりがひたひたと近づいて来ることを恐れつつ、人々の喜びのためだけに音楽を創る、本来の純粋な作曲家になることを夢見ていたが……。芸術家の業を描く、耽美な味わいのファンタジー作品。
職場からの帰路、保育園で待っている息子を迎えにいくためにわたしは夕暮れの銀杏並木を歩いていた。しかし、どんなに進んでも銀杏並木から抜けだせない。混乱するわたしのスマホにママ友から着信が入り――
とある中学校3年1組。1クラスの惨劇。
気づき/学び/継続は力なり
なまえつけた。
茸の豊富な小さな村、そこには死にまつわる茸の話が残っていた。
寒村のさびれた神社。古文書に伝わる、茸踊りを復活させる男女のお話。
中学校の近くで見つけた小さな茸。その茸と共に生涯を過ごす少年
男の勤める古本屋に、古い西洋の本を売りに来た外人がいた。その本を読んでから、男の指の先に茸が生えるようになった。