只我の詞を吐く感覚の儘に聞き、コトバの存在は豊富に亘り表れ託される。 捻り捩じった羅列・流れの一音、詞ごとに読み取る世界。それを私は詞梳記と称す
自然に還れる杜の柩に 自由を得る為に括られる。 なんて 自らを曳いて終えば こんなん 狂惜しくも啼いて薙いで終う
全ては思い込み 視界の國 死海の園は死体の山 でも慕いの卒塔婆が花の束で 想いの衣で纏った白装束は 屹度 斎《祝い》祝言で賽の河原で唱えられる祈りの価値