生き物、性、死、孤独、個人的な、破滅、はじまり、終わり、流れ、架空、スピリチュアル、不完全な、イノセント、などをキーワードにした短編物語
日常の男女のあるあるをシニカルに描く「ボブとリサ」シリーズ。 ボブは彼女と過ごしたバカンス中に負った怪我の治療費を保険請求したことによって、恋人から「せこい」とののしられ、ついには、、。
星はまわる、生命はめぐる、マコの赤いスカートは長く長く風になびいていた。 人生は自分で決めるもの?それとも宿命? めぐりめぐって出会う旅。 赤い星と緑の星と死の星の3つの物語。
マコは昔より強くなった。彼女は自分がどう生きるべきなのか決めたのだ。だからひとりぼっちでも決して落ち込むことはなかった。でも、やっぱり彼女は愛がほしかったのだ。求めることと、求められること。どちらもヒトリボッチではできないこと、、、。星をめぐる物語3/3
〈みどりの星〉そこは豊かな星だった。泉には魚たちが溢れていた。生まれては死に、生まれては死にしているのだ。母親は息子を事故で失った。いつかどこかで生まれ変わると知っていても、魚の死のようにすぐに忘れることはできなかった。息子はいつか生まれ変わる。それが宇宙の巡りなのだ。星にまつわる物語2/3。
〈赤い星〉マコは自分が何者なのか、何のために生きているのかわからなかった。自分の好きな赤いスカートをなびかせるためには、風を巻き起こす必要があった。でも、その風は星の住民もろとも町を吹き飛ばしてしまうのだ。「私は生きていていいのかしら?」マコはいつも疑問なのだった。星をめぐる3つの物語。1/3
20年前、おっちゃんはビル持ちの金持ちだった。私はまだハタチの美しいバニーガールだった。今、おっちゃんはホームレスで、私は暴力夫の妻で、清掃のパートをやっている。人生はどこで狂ったんだろう。私とおっちゃんは再開した。昔のきらびやかな思い出を引きずりながらも、私たちは今を生きていかなければならない。
猫は死んだ。 猫の死から僕の物語ははじまった。 生きながらにして死んでいるような僕と、死にながらにしてどんどん存在感を大きくなる猫。 川のあちら側は僕にとってどんな世界なのか?
日常のあるあるをシニカルに描く「ボブとリサ」シリーズ。 ボブ_ケース2・フランベされた男ーいつの頃からは料理を作るのは夫であるボブの役割になっていた。ボブは妻の指示でステーキを焼く。 フランベされたのは、、、。
いじめられっ子の彼。どこに行っても彼は虐げられる。みじめな生活を送っている。いつしか自殺は彼のステータスとなっていく。リストカットは彼の生きる活力を生み出す行為なのだ。ある日、いつもように通りかかった不良グループにいじめられていた彼だったが、死んだのは彼に暴力を振るっていたグループのリーダー格のトモダチの方だった。
スペースボール、スペースボール、飛ーんだ。子供たちの歌遊びが示唆しているのは、宇宙探査機サトシとサトルの行く末、、。いや、地球の行く末。宇宙空間で起こった小さな爆発。大きな破滅。