錐島郁夫

錐島郁夫

東京降車

三逸民夫は、首尾よく降車できたのだろうか? それとも未だに靴底のいびつな感触に悶えているのだろうか。

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薄茶の瞳

こんな時だった。霧尾にとって静那が遠くにいるように感じられるのは。

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蒲団

全てがある。しかし何一つ存在しない

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春笑み

女たちのぬめぬめ光る唇が横一列で笑っている。自殺する日も晴れが良い。

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新築まで

家を建替えている間の仮住まいで、肱野に与えられた不条理で合理的な救済。その無意味な死。

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灯夫

一枚の写真に惹かれて旅に出た。そこで出会った老人の仕事

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風鈴

古風な日本家屋をめぐるうち、私は秘め事の目撃者となり、どうやら風鈴になっていたようだった。

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通夜

名村道也 二十七歳。S病院で28日午前3時に死去。告別式は30日午前10時より町番地にて。喪主は妻貞子。 彼は正義だった? 私は彼の正義の素だった?

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横たわる男のいる世界

六畳にあお向けに横たわったままの男がいる泥の底の世界に葉書が届く。「まだいるのかい?」それだけが書いてある。返事は必要ない。

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三十五年譚

気が付けば三十五年の生命が流れた。それは消え去ったわけではない。ただ僕達が押し流されただけだ。

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