現代詩で考えたい
みやこたまち(夢のような掌編)→ 錐島郁夫 現代詩で考える へ 断層
1860年 二十歳のオディロン=ルドンは、知己の植物学者の顕微鏡で、現在のタジキスタンに分布する龍舌蘭を観察していた。その根についていた「砂」が、ルドンの眼におぞましい世界を見せたようだ。1878年「眼-気球」という黒一色の絵以後30年にわたり、ルドンの絵画から色が消えた。
エリックサティーのピアノ曲のような、環境小説になればと書きました。ぼんやりとした夢のエスキス。お好みのものがあれば幸いです
0・0000000000000000001の次には0・00000000000000002がある訳じゃないんだ。何があると思う?0・0000000000000000001999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999
目を閉じると浮かんでくる あの頃の経験。いびつな眼球に映し出された記憶映像とひどい匂い。そんなものをまとめます。全3回くらいの予定。
「君は、どうするの?」 杉都は疲れ果てたように両手で顔を覆ったまま尋ねた。弟は兄の胸から、壊れた鳩を取り出して、しばらく眺めていた。 夜、絶え間ないピアノの旋律がもたらす世界から脱出するために鳩を待つ一人と二人。