夜眠れない、というありふれた題材について一文、一文を長く長くする文体で書いてみました。 夜眠れない人が窓から顔を出して、街に向かって遠吠えする話です。
高校生の弥生は、隔年で人を殺す犯人を見つけ出そうと推理小説部を立ち上げる。部員の渉と昴と共に、「隔年の悪魔」を見つけられるのか? 「どうして殺人を犯すのか」を聞くことはできるのか。
――感情を込めた言葉には力を宿し。その言霊は人を蠱惑し、その運命を左右する。 小説投稿サイトの片隅で、細々と投稿を続ける影仁は、ある日、ひとつの連載小説を書き始める。彼が投稿を始めた頃からの読者であるコトノハと画面越しの交流を楽しみながら、物語を書き進める影仁。 だが、彼がその作品の投稿を始めてから、奇妙な夢を見るようになって……