五郎とたか子が恐れていたこと、それは12年前、まだ五歳だった博子を誘拐し、彼女を対人恐怖症にするきっかけを作った男・蛯原が出所することだった。 そしてついに出所の日が来て、何も知らない博子は、道で蛯原が傷を受けた現場にたまたま立ちあってしまう。 良心から対人恐怖症を忘れ蛯原を助けた博子は、近場だと言うことから剛の家に彼を連れ込み、介抱する。 やがて傷が良くなった蛯原は博子たちに礼を言って剛のアパートを後にする。 そこへ入れ違いにやって来た園田は、博子たちに蛯原の顔に見覚えがあることを伝える。 翌日署に来た剛は、同僚の上杉から蛯原が博子誘拐事件の犯人だったことを告げられる。 ついに博子の出生の秘密が明らかになり始める第八話。
うつ病を寛解した「私」は、ある食堂で不思議な女性「ヒトリ」と出会う。彼女の写真を、無性に撮影したくなった。何か、通ずるものがあると思って。
笹川匠は、料理を作るのが趣味だった。特に、スパイスからカレーを作ることが好きだった。それを、彼女の美桜が、嬉しそうに食べる。この上ない、幸せだった。
人類がどこかで感じている科学では証明できない存在、『神』。 こことは違う宇宙、多次元宇宙理論に基づいた、どこか別の宇宙の外側、超次元と呼称される場所で神オーディンはデヴィル、ベルゼバブと対峙していた。星々を機械の歯車とするほど、宇宙全域が機械で覆われた宇宙で、ゼウスとアスモデウスは対話する。 神々はデヴィルとあらゆる世界で遭遇し、幾千、幾億、幾兆もの時代を戦った。 すべては変革をもたらす『救世主』の現出を待ちわびながら。
あらすじ 冬がない季節の魔法が主流の国々の一つ、春と夏の国の間に位置する。夏の属国クレンラン王国で、音楽と歌が好きな二人が出会った。 一人は恋人たちの魂と歌の共鳴で誕生する肉体を持ち、魔法で鍛えられた鎧を着こなし、心のあり方が具現化した楽器を弾き、"穢れ"を浄化する『空の演奏者』と呼ばれるアーク・ラバー(lover)のパイロットの適合者として選ばれ、テロリストとの戦いを受け入れていく。 もう一人は、その運命の狭間で己の境遇とこれからの立場との板挟みになり困惑して決断できずにいた。 運命に翻弄され、さんざんな目に遭うが、二人はお互いの事を知っていき、やがて惹かれ合ったが、お互いの想いを伝えられないまま離ればなれになってしまう。 そして、月日は流れ…。 たどり着いた場所で再会するが、お互いに好き合っていた時とはあまりにも、掛け離れた立場と状況に立たれていた…。
多数の世界線が別れている神椿市。テセラクターが漏れ出し他の世界線の人間を食い尽くすようになった。交わるはずのない別次元の人間が共にテセラクター全滅を目指す。彼らに魔女は微笑むのか。