『ここじゃない、どこかへ』が口癖であった、高校時代の友人が自殺した。 その後、主人公は警視庁に勤める刑事となり、ある事件の捜査を行う。 あの友人のことを思い出す時、彼女は再び出会うことになる。
世界で最初にコンピューターの異常に気付いたのは、アメリカの高校生だった。学校から帰宅して、いつものようにパソコンを立ち上げた彼は、画面上を不規則に動き回る黒い点に戸惑った。(なんだこれ。液晶の中に、虫でも入ったかな)それが虫ではないことは......
顧客が切望する相手との再会を、 極めてリアルに近いバーチャルで実現させる「コンフェッション」。 その脅威の先進技術に目を付けた日本国家は、 国民に極秘のもとで推進した「超管理体制」を担うシステムとして運用を始めていた。 個も組織も、全てが体制の監視下に置かれつつある中で、 新たに生まれるもの、そして消え去ろうとするもの。 混沌の時代を生きる日本人は、どこに行き着こうとしているのか。 主人公の周囲を取り巻く人間模様に、近未来の日本の縮図を垣間見る。 ※他の小説投稿サイトとの重複投稿となりますが、 全て著者のオリジナル作品となります。
50階建ての屋上からだと、人もロボットも、意識の無い機械も区別が付かない。ある人にとって、そういう場所が不安から逃れられるような唯一の場所となった、少しだけ未来のお話。
四〇ワットの裸電球が明滅する三畳の小部屋に集まった、ゼニゴケ、ナメクジ、カマドウマ、ゴキブリ。人間から忌み嫌われ、虐げられたものたちの哀しきモノローグが交錯する。そこへ、堂々たる貫禄のビッグ・ボスが登場。座は張り詰めた空気に包まれる。