ある日、作家のもとに一通の通知が届く。 差出人は――自分の作品の登場人物たち。 内容はまさかの 「作家某による長年の不当執筆行為について」。 どうやら登場人物たちは、作者の扱いに耐えかねて 労働組合を結成したらしい。 モブの死亡率が高すぎる。 設定が後付けで変わる。 伏線が回収されない。 そして作者は設定を忘れる。 数々の苦情を突きつけられ、 ついには団体交渉、争議行為、ストライキの可能性まで――。 これは、作者と登場人物のあいだで起きた奇妙な労使問題の記録。 なお現在も、交渉は決裂寸前である。
プロフィールに目次を書いていたのですが、文字数が足りなくなっていまったため、第三部以降を含めた【完全版】をこちらに書きました
「家族を助けてくだされば、この身を捧げます」 桜降る、とある春の日。 凶賊(マフィア)の総帥であるルイフォンの父のもとに、貴族の少女メイシアが訪ねてきた。 凶賊でありながら、刀を振るうより『情報』を武器とするほうが得意の、クラッカー(ハッカー)ルイフォン。 そんな彼の前に立ちふさがる、死んだはずのかつての血族。 やがて、彼は知ることになる。 天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、『di;vine+sin;fonia デヴァイン・シンフォニア計画(プログラム)』によって仕組まれたものであると。 出逢いと信頼、裏切りと決断。 『記憶の保存』と『肉体の再生』で死者は蘇り、絡み合う思いが、人の絆と罪を紡ぐ――。 近現代の東洋、架空の王国を舞台に繰り広げられる運命のボーイミーツガール――権謀渦巻くSFアクション・ファンタジー。
人類がどこかで感じている科学では証明できない存在、『神』。 こことは違う宇宙、多次元宇宙理論に基づいた、どこか別の宇宙の外側、超次元と呼称される場所で神オーディンはデヴィル、ベルゼバブと対峙していた。星々を機械の歯車とするほど、宇宙全域が機械で覆われた宇宙で、ゼウスとアスモデウスは対話する。 神々はデヴィルとあらゆる世界で遭遇し、幾千、幾億、幾兆もの時代を戦った。 すべては変革をもたらす『救世主』の現出を待ちわびながら。
多数の世界線が別れている神椿市。テセラクターが漏れ出し他の世界線の人間を食い尽くすようになった。交わるはずのない別次元の人間が共にテセラクター全滅を目指す。彼らに魔女は微笑むのか。