〝――カプセルが棺桶になったって、別に構わなかった〟 150年の眠りを経て目覚めた「私」が目にしたのは、見知らぬ部屋、見知らぬ荒野、そして自分のことを「博士」と呼び慕う見知らぬ人々だった。近未来SF小説。
エリックサティーのピアノ曲のような、環境小説になればと書きました。ぼんやりとした夢のエスキス。お好みのものがあれば幸いです
玲奈(れな)は公園で友達とかくれんぼをするのが日課だった。『おにごっこしよう』いつものように遊んでいると、見知らぬ少年に声をかけられる。振り返ると、そこには恐ろしい鬼のお面と付けた少年が立っていた。