余命数日と宣告された主人公は、ひょんなことから、あるサークルに加入します。そこに通っている人たちの、激動の人生を聞いて、彼は再び生きようと、考え直しますが、時すでに遅く、、、。
音大時代、仲の良い友人だった女性三人が同窓会で再会しました。それぞれ通る道は異なっていましたが、社会に出た彼女たちの友情は、少しずつ狂い始めます。
アンデルセンの童話「鈴の兵隊」に着想を得たものです。ある日、高校の非常勤講師をしていた主人公は、転校生の澤田双葉という生徒を受け持ちます。彼は足が不自由であったため、鉛の兵隊とあだ名され、酷いいじめを受けるようになります。やがて大学受験を目前に、彼は行方をくらましてしまうのですが、、、。
ロシアの民話に登場する、死を免れる老人カスチェイを現代に登場させた、小話。現地のカスチェイは、悪役として登場しますが、本作では、長く生き過ぎたために、悲しみを背負っている人物として、かきました。彼の用意した扉をあけると、そこにはそれぞれの見世物が上映され、それはいつの時代の話なのでしょうか。
文字の読めないおじさんと、自信のない甥の、交流の物語。なにもできないとバカにされていたおじさんは、確かに美しい心を持っている。しかし、回りの大人たちは、、、。後の作品の原点といえるもの。
1882年。冒険好きの変わり者ジュラール・ダルクール公爵は国王に命じられ、不気味な島を訪れる。全七話からなる人形絡みの不可思議を、ダルクール夫妻は解決できるのでしょうか。全話読み切り。ちなみにジュラールの外見イメージはブロンドにした俳優ジョー・マンガニエロです。 ※この作品は2015年にpegasusとしてサウンドノベル作品の登録と発表をしたものです。
オッドアイの千里眼を持つ青年、朱鷺島レイは森と緑の丘に囲まれた別荘地の屋敷に探偵事務所を構えている。一年前に起きた事件で事務所に加わり恋人になったビアンカ・椿と、トラウマ解明をしてもらった青柳猫太郎もこの別荘地で暮らすようになっていた。青柳のトラウマの内容や、一年前フィンランドの地で夢食い士の老人とともに解決した事件のその後を追います。新たに事務所のある別荘地でも様々な事が起こり、朱鷺島や新しく加わった仲間が解決へと導きます。
2015.10月、ライトノベル研究所にて重複掲載作品。鍛錬所でメアリー・シュチュアートにまつわる物語を書いて欲しいと所望されたため書き上げた内容になります。