私の上にある蜜柑

君と出会ってから
もうこんなに時間が経ち
時よ止まれと私は思う
君の温もりを感じて
離れたくないと私は思う

幸せになりたい
心強くなりたい
二人で大人になりたい
折角君と出会えたのだから
きっと孤独に戻りたくない
私だからよかった
君だからこそよかったと
二人で言いあいたい

いつかマンションのロビーで
親友に好きな人がいると告げた
あれから何も変わらない季節は冬

死にたくない
もしもの時は天国に行きたい
そうすれば君を見守ることが出来るから
偶然君と出会えたのだから
ずっと一緒に生きていたい
今日もお疲れ様
明日も頑張ろうねって
毎日応援しあいたい

今は静かにこたつに浸かり
二人でうとうと夢心地だから
寝ても覚めても君の近く
起きた君が蜜柑を取ってと
言ったってあげれない
だって私の上にある蜜柑は
君のものじゃないから

私の上にある蜜柑

私の上にある蜜柑

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-04-03

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