ウケるように数字つけたけどウケたようであんまりウケなかったウケる短編置き場(ウケない)
ここに置いてあるのはどこから読んでもいいやつです。
プロローグとかいうのは現状公開してる範囲では読んでも読まなくてもどっちでもいいもの。単体で読んでもなんじゃこりゃってなるだけだよ
こちらでは短編を投稿してるので更新は不定期です。ご了承ください。
別名義→潮風ペパーミント
僕は彼女が好きだ。彼女もまた僕が好きだ。きっとそうだ。そうに違いない。だって、僕が彼女を好きなんだ。きっと彼女も僕を好きに違いないじゃないか。 僕は友達に彼女の連絡IDを聞き、僕は彼女と様々なコミュニケーションを取るうちに彼女との仲が深まっていく。 僕はある日、とうとう切り出した。 ――あなたが好きです。 そして、冴えない僕と、学園内のアイドル的存在の彼女の甘い甘い青春ラブストーリーが開幕することになる。 はずだった。(全3章)
"愛"は恐るべき破壊兵器だ。"愛"は人を傷つけるだけでは飽きたらず、なんと人を殺す。 このような危険な"愛"というものはすぐさま根絶されるべきだ。 私は、この世から"愛"が根絶され世界が平和になることを心より願う(全1章)
Sランクの至高のメロンパン。これを手にするは真の強者のみ。 そう、ここは強い者が勝ち、弱い者は容赦なく蹂躙される戦場。 己の頭脳を駆使し、心理戦による読み合いの先の勝利-メロンパン-を掴むものこそが生き残る世界。 「いくぞ勝負師達よ、じゃんけんの準備は充分か」 一つのメロンパンを賭けた昼休みの争奪戦が今、始まる。(全2章)
俺はいじめを受けていた。 いじめというマイルドな表現を払いのけると、暴行、恐喝、恫喝、強盗・・・etc 罪状にするとなかなかおっかない文字が舞い踊るほどの内容だった。 そんな中、とある日。一人の女の子が転校してきたことが転機となった。 彼女によって、いじめを受ける生活は終わりを告げる。(全9章)
とある学校。十六時。二人の学生が、誰もいない教室の一番後ろの窓際の席で机を挟んで向い合って座っていた。片方は男子生徒、もう片方は女子生徒だった。 しばしの沈黙の後、男子生徒は突如切り出す。 「伊藤さん、僕の名前は二年四組の武田茂雄。よろしく! 突然だけど、佐竹さんのことを知りたいんだ。だから教えてくれ!」(全1章)
灰色のコンクリートで舗装された室内はところどころ黒ずんでいた。 天井にはいくつか通気口があったが、部屋には窓はなく、壁の一角に四角いスペースがあり、そこから灼熱の青い炎が吹き出ていて、それが室内に光を提供していた。 その光源から遠ざかるたび薄暗くなる部屋に一人、男が居た。 彼はこの日、最強の矛と最強の盾を創った。(全1章)
気が付くと真っ暗だった。どこまでも真っ暗だった。 聞こえる見知った友達の声。そこは、声に出して言ったことが描写される謎の世界だった。 私達はどうなるのだろう、そして、この謎の空間はなんなのだろう。(全2章)
昼休みの教室。 二人の女子高校生が二つの机をくっつけ、向かい合っていた。 一人は茶髪のショートヘア、活発的な女の子"みっちゃん"、もう一人は綺麗な黒髪をポニーテールにした無表情な女の子"まいこ"。 「今から掛け算の勉強をしよう!」 昼休みの喧騒を切り裂き、みっちゃんが唐突にそんな言葉を発した。(全2章)