里に住む十四歳の少女イズリは、ある初夏の宵に幼なじみのポトと散歩をしていた。ある時、ポトは森が自分を呼ぶ声を聞きき、川を渡って里の外に出てしまう。それを追いかけたイズリも一緒に森の中に入り、迷い込んでしまう。
聖地ジスーダ島の湖畔に母親と双子の姉と暮らす十三歳の少女レニーは、水辺に住みつつ水を恐れている。しかし、姉、サニーの誘いで対岸の聖域にピクニックに行くことになってしまう。そこで襲い掛かる危機に彼女は自らの出生の秘密を知る。果たしてレニーはサニーを救い、無事に帰ることが出来るのだろうか?双子の姉妹の絆とその運命の物語。
感動の最終話。 間垣富三一行の旅が終わる。をどあけるの少女たちに隠された秘密とは?
拙作『Garland for XX』冒頭部分のためし読みです。 ジュヴナイル風味メルヘンファンタジーです。