古の技でスズメバチを操る女子高生美蘭。 猫を操る双子の弟、亜蘭を手下に迷子の猫探偵で小遣い稼ぎ。うわべは女子だが心は男子の勇斗とつるんで退屈な学校生活をしのぐ日々。 しかし亜蘭が猫探しのさなか、監禁された少女と出くわしてしまい、美蘭は彼女の「解放」に手を貸すことに。
ゲリラ豪雨の夜、引きこもりだったお兄ちゃんが姿を消した。土砂崩れと、拾ったレモンイエローの石、そして東京からやってきた綺麗な双子の姉と弟。花奈子の周りでは不可解な事が次々と起こり、やがて幻のような獣が現れる。
震災によって発電所から放射能漏れを起こしている無人街。 真白凪《まもうなぎ》はその街で誰にも見つからずにひっそりと死んでしまおうと、衝動的にバイクを走らせる。 しかし、海岸沿いのホテルを見つけ、中に入ると大学時代の後輩、綻陽鼎《たんびかなえ》と再会した。 これは、二人の化物が静かに暮らす物語。 【注意】この作品は日常系ですが、以下の内容が含まれます。 ・カニバリズム描写 ・震災、放射線描写 ・重度鬱の心理描写 ・R15程度の性描写
魔法の息づく、とある世界の片隅に、翡翠森という小さな森の町がありました。 そこに住む魔術師の少年キトと鉱石の精霊ブラドは、流星群の季節にひらかれる星祭りに参加するため、夜の明けない街「常夜都市」へ行くことに。 月と星とランタンが照らす、不思議な夜の世界の小旅行のお話です。 児童文学風のメルヘン/ファンタジー。同人誌の試し読みです。
全ての騒動が終わり、大きな聖騎士にパタタ村について話を聞くロイドたち。 そこで語られたモノはただの田舎の村とはかけはなれて出来事で―― 一方、それぞれの目的で動く準備を始めた裏の勢力。 その内の一つの矛先が一人の騎士へと向き――
宇宙へ旅たち、二つの惑星にであう。年に一度惑星同士接近し、大気がつながり、飛行船が飛ぶ。その住人たちは不思議な子作りをしていた。夫婦星と名付けた。
里に住む十四歳の少女イズリは、ある初夏の宵に幼なじみのポトと散歩をしていた。ある時、ポトは森が自分を呼ぶ声を聞きき、川を渡って里の外に出てしまう。それを追いかけたイズリも一緒に森の中に入り、迷い込んでしまう。
49枚。修正20220315。バンパイアの女と人間の男の悲しい物語。――最後に、男は自らの心臓をつらぬいた。
【ニンゲン…か、久しぶりに聞いたよ。】 魚を食べるのをやめた、未来のペンギンたち。暖かい南極で、今日もゼリーと会話する。 ペンギン 人間 ニンゲン 終末後 ※間接的な人食いと若干の捕食描写あり
__このケツの穴は、どこへでも行けるのさ。 カフカの講義室で、問われる。 彼は、一体どこへ。 __どこへも、行けない。